2018年 9月 3日公開

IT用語辞典

【アーカイブ記事】以下の内容は公開日時点のものです。
最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

レピュテーション

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : れぴゅてーしょん

レピュテーションとは

レピュテーション(Reputation)とは「評判」の意味。無差別に送付されるスパムメールや、ウイルス付きメールなどを排除する手法のこと。送信元のメールサーバーが配信したメール内容や配信数の共通点を見つけ、サーバーを評価し、スパムメールを防ぐ。従来のセキュリティソフトなどではスパムメールやウイルスをブロックすることが難しくなってきたために普及した。

例えば、従来のセキュリティソフトは、メールを拒否するブラックリストとメールを受け取るホワイトリストをメールサーバーに登録することで、スパムメールを排除するが、登録したリストは一度設定すると自動的に追加や削除されず、人手で更新するため運用負荷が大きい。

一方、レピュテーションはメールサーバーが自動的に情報を収集し、リストを作るため、運用負荷が軽く、人手に比べてエラーが少ない。ただし、特定のメールサーバーから正規のメールだけを配信し、評価が上がってからスパムメールを配信することで、レピュテーションをすり抜けるリスクもあるので注意が必要だ。