2018年11月19日公開

IT用語辞典

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RSS

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : あーるえすえす
英語正式表記 : Really Simple Syndication

RSSとは

Really Simple Syndication (RSS 0.9、RSS 1.0) 、Rich Site Summary (RSS 0.91) 、Really Simple Syndication (RSS 2.0) の頭文字を取った略語の総称。

Webサイトのニュースやブログなどの更新情報の日付やタイトル、内容の要約などを配信するための技術を指す。米国ネットスケープコミュニケーションズが1999年3月、自社のポータルサイト「My Netscape」において、「チャンネル」の詳細を記すために策定したものだったが、ブログがRSSを採用したことによって急速に広まった。

RSSフィードは、「XML」という言語をベースにしたフォーマットで記述されている。これを読み込んで表示させるためには、「RSSリーダー」と呼ばれるツールが必要になる。RSSリーダーには、パソコンにプログラムをインストールして使用するもののほか、Webサイト上にアカウントを作成してブラウザーやスマートフォンアプリから更新情報をチェックできるものなどがあり、形式は多岐にわたる。RSSのメリットとして、Webサイト運営者は情報発信がしやすいこと、Webサイトの利用者にとっては更新状況をすばやく入手できることが挙げられる。

RSSはバージョンアップの過程で複数の系統に分裂し、現在も複数のバージョンが併存している。近年では、「Atom」というXMLベースの新しい技術規格が開発・公開され、話題を呼んだ。