2019年 6月 3日公開

IT用語辞典

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SDN

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : えすでぃーえぬ
英語正式表記 : Software Defined Networking

SDNとは

Software Defined Networkingの略。ネットワークの構成、機能、性能などをソフトウェアの操作だけで動的に設定・変更できる技術の総称。2013年ごろから注目され、「2013年がSDN元年」という声も聞かれる。

従来の物理的なネットワークは、サーバーやネットワーク機器の追加、ネットワーク構成の変更などを行う際、ケーブルの抜き差しなどの物理作業や、ルーター、スイッチ、ファイアウォールなどの各機器の変更などを行う必要があった。しかし、SDNを用いると、物理的に接続されたネットワーク上で仮想的なネットワークを構築できるため、ソフトウェア制御だけで簡単かつ迅速にネットワーク構成を変更でき、非常に効率が良い。

仮想的なネットワークを構築する技術には、VPN(Virtual Private Network)やVLAN(Virtual LAN)もあるが、近年ではソフトウェアでネットワーク機器を制御するための技術標準「OpenFlow」の仕様策定が進んでおり、SDNを実現する要素技術として注目されている。