センチメント分析とは
ブログやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の書き込みに込められた感情を分析することを「センチメント分析」という。ブログやSNSの普及でこうした調査が簡易にできるようになった。
商品名などをキーワード検索して、注目度や話題性などを把握し、テキストマイニング機能によってコメントの内容を「肯定的」「中立」「否定的」の3パターンに分類することから「ネガポジ分析」とも呼ぶ。ただし、肯定的なのか否定的なのか判断できないような微妙な表現の書き込みは、自動的に判別するのはまだまだ難しい。新たなアルゴリズムをシステムに実装し、分析精度を上げることが今後の課題である。
センチメント分析は選挙予想にも活用されており、2012年末の衆議院選挙で各政党の評判を調査したサイト「永田町インデックス」は政党や党首名をキーワードに含むブログを抽出し、センチメント分析を行ったことで有名である。「永田町インデックス」の開発企業「ホットリンク」はSNSの種類別にセンチメント分析できる技術を開発し、大手ITベンダーが活用する動きも活発化している。