SMBとは
Server Message Blockの略。Windowsのネットワークでファイル共有やプリンター共有などを行うためのマイクロソフト独自の通信プロトコルのこと。クライアントからの要求にサーバーが答えるクライアントサーバー型の動作モデル。
SMBは、Windows 95やWindows NTで標準のプロトコルに採用された。SMBはNetBIOS上に実装されている。Windows XPとWindows 2000では、SMBに加えてNetBIOSを経由しない「ダイレクトホスティングSMB」を使用する「SMB 1.0」が採用された。SMBとダイレクトホスティングの両方で接続要求を出し、応答が早いプロトコルで通信する。Windows Vistaでは改良版の「SMB 2.0」が採用された。IPv6への対応、コマンドの一括処理、クライアントキャッシュ機能の搭載などによって性能が向上した。
Windows 8やWindows Server 2012以降は「SMB 3.0」に進化し、信頼性や可用性がさらに強化された。機能強化の1つに「SMB透過フェイルオーバー・サポート」がある。「SMB透過フェイルオーバー」とは、クラスター化したサーバーに共有フォルダを作成し、何らかの障害が原因でクラスターがフェイルオーバーしても、クライアントからは自動的に別ノードに再接続し、処理を継続する機能だ。
Windows OSによってサポートされているSMBのバージョンは異なるが、サーバー側とクライアント側のSMBのバージョンを比較し、低い方に合わせてアクセスされる。
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