スマートロックとは
スマートフォンなどの情報端末を利用して施錠・解錠を行うことができる鍵、およびそのシステムの総称。「スマートロック」はもともと「Photosynth(フォトシンス)」が開発した「スマートロックロボット」の別名であるが、同種のほかの施錠システムに総合的に用いられている。なお、「スマートロックロボット」および「スマートロック」はPhotosynthの登録商標である。
Photosynthのスマートロックは、2015年4月に商品名「Akerun」として発売された。既存の住居のドアに後付けができ、スマートロックとスマートフォンはBluetoothやWi-Fi通信で接続され、認証情報を送受信する仕組みになっている。市販の電池で動くため、工事が不要で賃貸住宅でもほぼ問題なく使えることが利点だ。物理的な鍵を使わずタッチ操作で解錠できるほか、オートロック機能、ワンタイムパスワードを使用した1回のみの入室許可、利用できる期間の制限、入退室の履歴の保存といった機能が搭載されている。
現在、スマートロックは共有オフィスやレンタルスペース、シェアハウスなどでの利用がメーンとなっているが、今後、その活躍の場は広がっていくものと予測されている。なかでも注目されているのが民泊と高齢者向けの施設だ。民泊で貸し出す部屋の施錠はスマートロックで行い、訪れたゲストには開錠のパスワードやコードを渡すことで鍵の受け渡しを省略できる。高齢者向けの施設では、開閉時間を設定して高齢者の徘徊(はいかい)防止に役立つ。
この記事を社内で共有し、課題解決のヒントにお役立てください
お客様マイページの「連絡ボード」機能を使って、同じ会社のメンバーと簡単にこのページを共有できます。社内で情報を共有し、組織全体の課題解決や業務効率の向上にお役立てください。
社内のメンバーに共有する(企業で共有する)
- (注)連絡ボードを利用するには企業設定が必要です。