2018年 8月20日公開

IT用語辞典

【アーカイブ記事】以下の内容は公開日時点のものです。
最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。

SNMP

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : えすえぬえむぴー
英語正式表記 : Simple Network Management Protocol

SNMPとは

Simple Network Management Protocolの略。「IETF(Internet Engineering Task Force)」が標準化したTCP/IPネットワーク環境を監視・制御するための管理用プロトコルである。TCP/IPの基盤となるプロトコルの1つである「UDP/IP(User Datagram Protocol/IP)」によるネットワーク監視、ネットワーク機器やサーバーなどの状態監視、リソース監視、パフォーマンス監視、トラフィック監視などを行う。

SNMPによるサーバーの監視は、CPU使用率、メモリー使用率、ディスク使用率、Windowsのイベントログのほか、ネットワーク機器の各ポート上で送受信されたパケット数、エラーパケット数、ポート状態などである。

また、ネットワークの監視では、複数台のネットワーク機器を1台または数台の管理用ホストで管理し、管理用のホストを「SNMPマネージャー」、管理されるネットワーク機器を「SNMPエージェント」と呼ぶ。SNMPマネージャーは、管理対象のSNMPエージェントと情報を交換して機器の管理を行っており、異常発生時には「SNMPトラップ」でサーバーに障害を通知することもできる。

現在、企業向けのネットワーク機器や管理ソフトは、SNMPにほぼ対応している。