2018年 8月20日公開

IT用語辞典

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SOA

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : えすおーえー
英語正式表記 : Service-Oriented Architecture

SOAとは

Service-Oriented Architectureの略。サービス指向アーキテクチャのこと。ソフトウェア工学において、ソフトウェアの機能とサービスをネットワーク上で連携させて大規模なコンピューターシステムを構築する手法。

SOAに基づくシステムは、アプリケーションの機能をサービスと把握し、サービスのモジュールを組み合わせてビジネスプロセスを構築する。サービスは、アプリケーションの機能を再利用する単位としてモジュール化したものだ。

SOAには以下の3つの特長がある。
(1)アプリケーションが業務処理などの単位でサービス化されている
(2)サービスを組み合わせてアプリケーションを構築する
(3)オープンで標準的なインターフェースでサービスが定義され、呼び出すことが可能である

つまり、SOAを導入すればアプリケーションの機能の再利用が容易になり、システムの変更に柔軟に対応できる。既存のアプリケーション機能を再利用するので、新規システムの開発から展開までの期間が短縮されるほか、既存アプリケーションの機能をサービス化して新規のシステムに組み込めるため、既存アプリケーション資産の有効活用が図れる。また、アプリケーション間の依存度合いを低減できるため、システムの運用コストを削減できるなど、さまざまなメリットがある。SOAはクラウドコンピューティングの台頭とともに必要性が再認識されている。