2024年 8月19日公開

IT用語辞典

スポットワーク

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : すぽっとわーく

スポットワーク

数時間単位・一度限りまたは短期の労働形態をスポットワークと言う。「スキマバイト」と呼ばれることもある。雇用形態に厳密な定義はなく、企業と働く人が雇用契約を結び労働基準法が適用されるスポットワークもある。

実際のスポットワークは「タイミー」や「バイトル」といったアルバイトマッチングアプリを通して企業は求人を募り、求職者はアプリ上で応募することが多い。この場合の選考過程はシンプルで、面接が省略される場合も多い。アプリ上で雇用契約を交わし、仕事終了と共に報酬が支払われる。1回のみや短期間で働けるため、柔軟な働き方を好む人に人気である。さまざまな職種や業種を経験できるメリットもある。

企業も急な人手不足や繁忙期に柔軟に対応できるため、積極的にスポットワークを活用する業種が増えている。短期間で必要な人材を確保しやすく、雇用のコストを抑えながら滞りなく業務をこなせる点が魅力である。

スポットワークでは接客や警備、清掃の求人が多い。もともと若者の求職者が中心であったが、体調に合わせて働く時間や仕事内容を選べるという理由で、シニア世代にもスポットワークが広まっている。