サブネットマスクとは
IPアドレスのうち、ネットワークアドレスとホストアドレスを識別するための数値。コンピューターが同じLANにいるかを判断する際に利用されることが多い。
サブネットマスクの「サブネット」とは、ネットワークを複数の小さなネットワークに分割したもののこと。「マスク」は「覆い隠すもの」という意味がある。IPアドレスとサブネットマスクを組み合わせることで、ネットワークの範囲(サブネット)を指定できる。サブネットマスクを2進法で表記したとき、1になるところがネットワークアドレス、0になるところがホストアドレスになる。例えば、「255.255.255.0」を2進法で表すと、「11111111 11111111 11111111 00000000」になる。
最近は、パソコンを買ってルーターや無線LANに接続するだけで、IPアドレスやサブネットマスクが自動で割り振られるケースが多くなっているので、一般家庭で気にする必要はほとんどない。サブネットマスクの分割は、会社の部署間でデータの参照を制限する場合や、パソコンやサーバーの台数が多くて分割して管理する場合、開発環境と本番環境を分けるなど環境を切り離す場合に利用することがほとんどである。