システムアドミニストレータとは
企業や団体内における情報システムおよびそれらを構成するコンピューターシステムの管理者のことを指す。「システム管理者」「OAリーダー」「シスアド」とも呼ばれる。
システムアドミニストレータの役目は、コンピューターを使った業務がスムーズに行われるように業務システムを企画・立案、運用、改善することである。具体的には、「パソコンが起動しない」「添付メールが開けない」といった社内の声に対応したり、ユーザーIDを管理し、外部からの不正アクセスを監視したりするなど、幅広い業務を担当する。また、会社の情報システムの窓口として、システムの導入や改善について、ハードウェアメーカーやソフトウェア会社と相談することもある。
システムアドミニストレータになるために、特別に義務付けられている資格はない。かつては情報処理技術者試験として、「初級システムアドミニストレータ試験」(2009年4月に終了)と「上級システムアドミニストレータ試験」(2008年10月に終了)があったが、これらは情報システムのエンドユーザーを対象者としたものであり、システム管理者向けの試験ではなかった。