システム運用管理とは
システムが効率良くスムーズに稼働するように永続的に行う保守管理のこと。「ネットワーク管理」「システム管理」「業務運用管理」がある。
ネットワーク管理とシステム管理は、ハードやソフトの障害を検出して遠隔操作で復旧する「障害対策」、ハードの配置やディスクの空き容量を管理する「構成管理」、トラフィックやプロセサの使用率を管理する「性能管理」、パスワードやアクセス権を制御する「セキュリティ管理」を行う。
一方、業務運用管理は、スケジュールに基づくジョブの自動実行、バックアップ、帳票出力などを行う。また、これらの基本的な機能のほか、クライアントへのソフトの配布や、各パソコンの資源管理なども重要な機能になる。
ITサービスマネジメントの運用管理を体系化したガイドラインであるITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ)には、問題管理(システム障害防止や復旧手順)、構成管理、変更管理、サービスレベル管理、キャパシティ管理、可用性管理などの成功事例がまとめられている。