2024年 2月19日公開

IT用語辞典

脅威インテリジェンス

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : きょういいんてりじぇんす

脅威インテリジェンス

セキュリティ対策としてサイバー攻撃などの脅威の防止や検知に利用できる情報の総称。

サイバー攻撃者によるネットワークやシステムに対する攻撃方法は日々進化し続けている。脅威インテリジェンスは、そのような脅威から企業が身を守れるよう最新の情報を入手するのに役立つ。

脅威インテリジェンスにはいくつかの種類がある。全体的な傾向や長期的な問題への対応など概要的な情報の「戦略的インテリジェンス」。企業のIT部門が特定の攻撃に対して実施できる情報を指す「運用インテリジェンス」。脅威の詳細とどのように防御できるかに関する具体的な情報が含まれる「戦術的インテリジェンス」などである。戦術的インテリジェンスは攻撃の経路や使用ツール、攻撃対象となるテクノロジーの種類、回避するための方法などを指す。

脅威インテリジェンスにより、サイバー攻撃に対して日頃から情報収集や対策を検討することで、攻撃を迅速に防ぐ、または軽減できるようになるため、企業はリスクの軽減や損失の回避などによりトータルコストの削減につながる。