2018年 8月20日公開

IT用語辞典

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WBS

制作協力:株式会社インプレス

読み方 : だぶりゅーびーえす
英語正式表記 : Work Breakdown Structure

WBSとは

Work Breakdown Structureの略。「作業分解構成図」とも呼ばれる。プロジェクトのスケジュール管理に使われるツールの1つで、作業工程を細かな作業(Work)に分解(Breakdown)し、構造化(Structure)することで管理する手法を指す。

最初に必要な作業の洗い出しを行い、可能な限り細分化し、それぞれの作業に必要なコストや人員配分を割り出して、スケジュールを配分する。プロジェクトの目的達成に必要なタスクの相関関係がひと目で分かるようになっており、関連するタスクを意識しながらスケジュールを管理できるのが特長である。

WBSには以下のようなメリットがある。
(1)やるべき作業が明確になる
(2)スケジュールの構築が綿密になる
(3)役割分担が明確になる
(4)工数見積りがしやすくなる
(5)進ちょく管理がしやすくなる
(6)スコープが明確になる

プロジェクトを進める上で一番重要なことは、「期限内に目的を達成すること」にある。WBSなら、並行して進む複数のタスクの相関関係を踏まえ、無理のないスケジュールを組める。現在では無料のものから有料のものまで、テンプレートやツールが多数リリースされている。