2016年11月

仕事効率を上げるパソコン手帖

Windows 10の標準WebブラウザーMicrosoft Edgeの拡張機能を使いこなす

テキスト: 芝田隆広

Windows 10の登場とともに登場したWebブラウザーMicrosoft Edge。8月にリリースされたWindows 10の大型アップデート「Anniversary Updateで、Microsoft Edgeにさまざまな機能を追加できる「拡張機能」が利用可能になった。そこで今回はMicrosoft Edgeをより便利にする拡張機能の導入法、使い方を解説していく。

Microsoft Edgeがもっと便利になる拡張機能が登場!

2016年8月3日、発売から1周年を機にWindows 10の大型アップデート「Anniversary Update」がリリースされた。このAnniversary Updateでは、Windows 10にさまざまな機能の追加・改良が施されたが、標準Webブラウザーである「Microsoft Edge」にも大きな変化があった。それが今回紹介する「拡張機能」が利用できるようになったことだ。

この拡張機能とは、Microsoft Edgeに標準では装備されていない便利な機能を追加するものだ。自動車がカーステレオやカーナビのパーツを追加することでパワーアップできるように、Microsoft Edgeもあとから機能を追加できるようになったのである。拡張機能は「Windowsストア」から、自分の必要なものを選んでダウンロードできる。

Microsoft Edgeは標準の状態だと、競合Webブラウザーである「Google Chrome」や「Mozilla Firefox」と比べて機能が少ないシンプルなソフトだった。今回の拡張機能の登場で、ようやく競合他製品に負けない強力なWebブラウザーに進化し始めたと言えるだろう。

なおMicrosoft Edgeで拡張機能を利用する場合は、まずWindows 10にAnniversary Updateを適用しておく必要がある。未適用の場合は、Windows Updateを使ってインストールするか、マイクロソフトのWebサイト「Windows 10の更新履歴 Windows 10 Anniversary Update について」で「Anniversary Updateを入手する」をクリックしてインストールを行えばいい。

マイクロソフト「Windows 10の更新履歴 Windows 10 Anniversary Update について」

マイクロソフトのWebサイト「Windows 10の更新履歴 Windows 10 Anniversary Update について」

Windows Anniversary Updateは、Windows Updateから導入できる。Windows Updateを実行してもAnniversary Update(バージョン1607)の表示が出ていない場合は、マイクロソフトのWebサイト「Windows 10の更新履歴 Windows 10 Anniversary Update について」で「Anniversary Updateを入手する」をクリックすることでダウンロードできる。

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Microsoft Edgeに拡張機能をインストールする

それでは早速拡張機能をインストールしてみよう。Microsoft Edgeを起動したら「…」ボタンをクリックし、「拡張機能」を選択する。ここで「ストアから拡張機能を取得する」をクリックすると、「ストア」のウィンドウが開き、利用できる拡張機能の一覧が表示される。

拡張機能を選択した画面

拡張機能を導入するときはMicrosoft Edgeのウィンドウで「…」ボタンをクリックして「拡張機能」を選択する。

「ストアから拡張機能を取得する」のリンクが表示された画面

すると拡張機能のメニューが開くので「ストアから拡張機能を取得する」をクリックする。

Microsoft Edgeの機能拡張の一覧が表示された画面

「ストア」のウィンドウが開き、ダウンロード可能なMicrosoft Edgeの拡張機能の一覧が表示される。

「Microsoft Edgeの機能拡張」一覧からインストールしたい拡張機能をクリックすると、その拡張機能の詳細画面が表示される。「無料」(一度削除した拡張機能の場合は「インストール」ボタン)をクリックすれば、ダウンロードが始まる。なお有料の拡張機能は原稿執筆時点では存在しないが、有料の機能が登場したら「無料」ボタンではなく「購入」ボタンが表示されることになると思われる。

「マウス ジェスチャ」を選択した画面

今回は例として、拡張機能のうち「マウス ジェスチャ」をインストールしてみる。一覧からインストールしたい拡張機能をクリックする。

「マウス ジェスチャ」の詳細画面

拡張機能の詳細画面が開く。ここで「無料」ボタンをクリックすると、Microsoft Edgeにその拡張機能がインストールされる。

ダウンロードが終了したら「起動」ボタンをクリックする。Microsoft Edgeのメニューで「新しい拡張機能があります」という画面が表示されるので、「有効にする」をクリックすると、その拡張機能が使用可能となる。

「マウス ジェスチャ」の起動画面

インストールが完了したら「起動」ボタンをクリックする。

「マウス ジェスチャ」の使用開始画面

するとMicrosoft Edgeのウィンドウに戻り、「新しい拡張機能があります」という表示が出てくる。ここで「有効にする」をクリックすると、その拡張機能が利用可能となる。

インストール済みの拡張機能については、「…」ボタンをクリックして「拡張機能」を選択すると一覧表示される。ここで拡張機能名にマウスカーソルを合わせると設定ボタンが表示される。クリックすると拡張機能ごとの設定パネルが表示される。「オプション」ボタンがある場合は、詳細な設定が行える。インストールした拡張機能が不要になった場合は、「アンインストール」を選択すれば機能を削除することができる。

また拡張機能ごとの設定パネルで、拡張機能名の項目のところでその拡張機能のオン・オフを切り替えられる。オフにすれば、拡張機能をアンインストールすることなく、一時的に機能を無効にできる。

拡張機能の設定ボタン

インストールした拡張機能の設定を行うときは「…」ボタンをクリックして「拡張機能」を選択したあと、設定を行いたい拡張機能名にカーソルを当てると歯車形の設定ボタンが表示されるので、これをクリックする。

各拡張機能の設定パネル

各拡張機能の設定パネルが表示される。ここで拡張機能の有効・無効の切り替えや、「アンインストール」ボタンで削除を行える。

各拡張機能の設定オプション画面

「オプション」ボタンでは、拡張機能の詳細設定が行える。

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ビジネスに役立つお薦め拡張機能

拡張機能を導入すれば、Microsoft Edgeはこれまで以上に便利となる。拡張機能の中には、以下に示すようなビジネスでの作業を快適にしてくれるものも存在するので、ぜひ使いこなしてもらいたい。

Office Online

Office Online画面

Webブラウザーを使ってOfficeファイルを表示・編集・作成できるWebサービス「Office Online」を、Microsoft Edgeから手軽に呼び出すことができる。設定パネルで「アドレスバーの横にボタンを表示する」をオンにしておけば、ワンタッチでOffice Onlineを使える。

OneNote Web Clipper

OneNote Web Clipper画面

Microsoft Officeに含まれる多機能メモソフト「OneNote」に、Webページの内容をすばやく取り込むことができる拡張機能。

Translator For Microsoft Edge

Translator For Microsoft Edge画面

外国語のWebサイトやテキストを、50の言語へ翻訳することができる拡張機能。英語のニュースサイトなどを閲覧するときに、手軽に翻訳できるので便利だ。

Adblock Plus

Adblock Plus画面

Webページ内に含まれるバナーなどの広告を非表示にすることができる拡張機能。よりスッキリとした画面でWebページを閲覧したいときに便利だ。

なお原稿執筆時点では「ストアから拡張機能を取得する」の画面で表示される拡張機能は12本しかなく、まだまだ充実しているとは言い難い。しかし今後Windows 10およびMicrosoft Edgeが普及していくに従って、拡張機能もどんどん新しいものが登場してくると思われる。

Webブラウザーは日常的に使うソフトであり、パソコンの使い勝手を大きく左右する。ぜひ便利な拡張機能を導入して、より快適なパソコンライフの構築に役立ててほしい。

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