2017年12月

仕事効率を上げるパソコン手帖

iOS 11とiPad Proでビジネスを加速

テキスト/コヤマ タカヒロ

ビジネスマンにとって欠かせないのが、さまざまな文書の作成などを行うパソコンだ。しかし、業務スタイルによってはパソコンを毎日持ち歩くのが向かない場合も。そこでお薦めなのがiPad Proをビジネスに利用する方法だ。ビジネスに役立つiOS11とiPad Proを紹介する。

iPad Proをビジネスで利用するメリット

ビジネスマンにとって欠かせないのが、さまざまな文書の作成などを行うパソコンだ。しかし、業務スタイルによってはパソコンを毎日持ち歩くのが向かない場合もある。そこでお薦めなのがiPad Proをビジネスに利用する方法だ。これまでも一部クリエイターや専門職、そして限定的な使い方で活用されてきたiPadシリーズだが、最新のiPad Proと、この秋に登場した最新のiOS 11を利用すると、ノートパソコンと同じような、そして、用途によってはさらに手軽にビジネスで活用できるのだ。

Apple PencilとSmart Keyboardの組み合わせでPCのようにも使えるようになる。

iPad Proをビジネスで利用するメリットはいくつかある。例えば、非常に書きやすいApple Pencilが利用できること。専用ペンというと、絵を描くようなニーズが頭に浮かぶが、実は日常的なメモやノートも取りやすい。また、10.5型の新しいiPad Pro用としてJIS配列のSmart Keyboardが登場しており、より快適に日本語入力ができるようになった。これまでの情報を表示する、手書きする端末から、しっかりと文章が入力できる端末になったのだ。

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iOS 11の登場でさらに便利に

実は iPad Proがビジネスで活躍できるようになった一番の理由はペンでもキーボードでもない。それは新しく登場したiOS 11だ。iOS 11はiPhoneと共通なのですでに利用している人も多いはず。実は進化のポイントはiPad Pro専用の機能が多い。例えば、iPad Pro 10.5型もソフトウェアキーボードのアルファベット上に数字や記号が割り振られたため、いちいちキーボードを切り替えなくても、下方向にフリックするだけで入力できるようになった。

iOS 11でのソフトウェアキーボード。

また、画面下に表示するDockが新しくなり、使い勝手がアップ。左側に固定アイコンを配置して、右側に最近使ったアプリなどを表示する。また、同じApple IDで利用しているiPhoneやMac間でアプリの状況を同期できるHandoff機能にも対応。ブラウザアプリSafariで開いているWebページなどをすばやく開けるのだ。

iOS 11では Dockのデザインが大きく変わった。またコントロール画面も整理された。

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Officeも利用できる

ビジネスで利用する以上、Officeアプリは必須だ。パソコンでマイクロソフトのOffice 365 Soloを利用しているならiOS用のOfficeアプリが無償で利用できる。作成したOffice文書がOneDriveなどに保存してあればiPad Pro上から手軽に開くことができる。Office互換ソフトとは異なり、レイアウトなどが壊れにくいのが魅力だ。

WordやExcelなども利用可能。機能は限定されるが無料でも使える。

なお、機能は限定されるが、個人にOfficeアプリを利用する権利がない場合でも、文書を開くことや、一部機能は利用可能だ。

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クラウド連携で自由度もアップ

これまで、iPadやiPhoneがビジネス用途でイマイチ使いにくかったのはiOSの仕様によるところがある。例えば、保存したファイルの保存場所がシステム上表示できなかったため、複数のアプリ間でファイルのやりとりがしにくかったのだ。

新登場の「ファイル」アプリの画面。クラウドサービスとも連携可能。

そこで登場したのがiOS 11の「ファイル」機能だ。例えば、「iCloud Drive」では保存しているファイルを指先で選択してメールなどの対応アプリにドラッグ&ドロップできる。また、Dropboxなどのクラウドアプリと連携も可能。クラウド上のファイルにアクセスし、ダウンロードできる。

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iPad Proならではの便利な機能が数多く登場

これら以外にも、iPad Proをビジネスシーンで活用するお薦め機能がある。例えば、iPad Proには二画面で、複数のアプリを表示するOver View/Split View機能を用意している。iOS 11でアプリ間でのファイルのドラッグ&ドロップ機能が強化されたことで、これらの機能も非常に使いやすくなった。

二つのアプリ画面を表示するSplit View機能。iOS 11でさらに使い勝手がアップした。

また、個人的に特に便利なのがスクリーンショットをPDF形式で保存し、その上にペンで手書きできる機能。Webページや文書などに一言書いて送りたいといった使い方がスムーズにできるのだ。

スクリーンキャプチャーをトリミングし、そのうえに書き込みができる。

このほか、iPad Proには写真の加工機能や動画編集機能なども搭載。また、数万の対応アプリも利用できる。iPad Proはビジネスに使うツールとして、もはや見逃せない存在なのだ。

繊細な書き味のペンによる手書きができ、さらにキーボードを利用したOfficeアプリによる文書作成や編集ができるiPad Pro。ノートパソコンと比べて圧倒的に軽いため、ビューワースタイルの時は片手で持って利用できる。さらに多彩なクラウドアプリやクリエイティブ系アプリを活用すれば、ノートパソコン以上にビジネスシーンで活躍できるのだ。

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