2018年 1月30日公開

【連載終了】仕事効率を上げるパソコン手帖

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グループでの作業に便利!ビジネスチャット「LINE WORKS」

ライター/芝田隆広

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複数人のグループ作業を行うには、円滑な連絡が欠かせない。そんなグループワーク用途で最近注目を集めているのが、コミュニケーションツール「LINE」のビジネスチャット版「LINE WORKS」だ。今回はそんなLINE WORKSについて解説する。

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ビジネスにLINEを活用! LINE WORKSが便利

ビジネスの現場では、複数人と頻繁に連絡を取り合う必要が生じることはよくある。しかし電話は基本的に1対1でしか話せない。またメールだと「相手が読んだかが確認できない」「挨拶などのメールの文面を作るのが面倒」「何度もメールをやりとりすると管理がしにくい」など不便な点も多い。

そんな「短時間で頻繁にやりとりをする」という目的で便利なのがチャットツールだ。「チャット」とは短い文章をユーザー間で送り合うことでコミュニケーションをとる手段だ。文字ベースのチャットならば何度もやりとりするのも苦痛ではないし、相手が読んだかのチェックもしやすい。

個人向けのチャットでは「LINE」が有名だが、今回紹介する「LINE WORKS」はそのビジネス版だ。「LINE WORKS」には「LINE」でおなじみのチャット(トーク)のほか、掲示板(ホーム)、アドレス帳などの機能が用意されている。また個人向けの「LINE」と通話が行えるのも便利な点だ。

「LINE WORKS」は、スマホ用としてはiPhone用とAndroid用があるほか、Windows/Mac用もある。またWebブラウザからも利用可能だ。

「LINE WORKS」

「LINE WORKS」は、ビジネス用に開発されたチャットツール。電話やメールよりも手軽に、グループ内でのコミュニケーションをとれるのが特徴。

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LINE WORKSでできる四つの機能

「LINE WORKS」には以下に示すような3種類の料金プランがある。「ライト」と「ベーシック」「プレミアム」の違いは、メール・カレンダーなどの有無と、ファイル格納に利用できるオンラインストレージ「Drive」の有無および容量だ。1年間分を一括で決済する年額プランと、1カ月ごとに決済する月額プランがある。

■LINE WORKS利用料金

料金プランライトベーシックプレミアム
利用料金(1ユーザー)年額プラン:
300円 / 月
月額プラン:
360円 / 月
年額プラン:
500円 / 月
月額プラン:
600円 / 月
年額プラン:
1,000円 / 月
月額プラン:
1,200円 / 月
トーク、無料音声・ビデオ通話
ホーム(掲示板)
アドレス帳
メール
カレンダー
Drive
管理・セキュリティ機能
監査ログ・モニタリング
SLA保証
アーカイブ
共有ストレージ基本容量100GB
(1ユーザーあたり1GB追加)
基本容量1TB
(1ユーザーあたり1GB追加)
基本容量10TB
(1ユーザーあたり1GB追加)

最も基本的なプランである「ライト」で利用できるのはビジネスチャットと掲示板、アドレス帳およびセキュリティ関連機能となっている。以下でそれらの機能を見ていこう。(価格は全て税抜表示)

トーク

「LINEといえばトーク(チャット)」というくらい、すっかりおなじみの機能だろう。文字ベースで短いメッセージをやりとりできる。ユーザー同士の1対1のトークのほか、複数人の「グループ」で対話することもできる。

「LINE」シリーズの特徴であるスタンプ(絵文字)も利用できるが、こちらはビジネス向けのスタンプのみが搭載されており、任意のスタンプは追加できない。またトーク機能ではファイルを添付してやりとりすることも可能だ。

「トーク」機能は個人向け「LINE」でもおなじみの短文でメッセージをやりとりするチャット機能。スタンプを使ったり、ファイルを送信したりすることもできる。

「トーク」機能で便利なのは、メッセージを誰が読んだかチェックできること。メールでの連絡だと相手が読んだかのチェックがしづらいが、「LINE WORKS」なら一目瞭然だ。

無料音声、ビデオ通話

通常の電話と同じような音声通話のほか、顔を見ながら話せるビデオ通話も利用できる。Wi-Fiで接続されている環境であれば電話代がかからないので、遠隔地のユーザーと長時間話すときにも便利だ。

「LINE WORKS」では音声やビデオ通話もサポートしている。Wi-Fi環境であれば電話代がかからずに話し放題なので長電話でもOK。

ホーム

ホーム(掲示板)は、グループ内で周知しておきたいお知らせなどの回覧に使うと便利な機能だ。トークが日々の細かな話し合いに向いているのに対して、こちらは一定期間情報を掲示しておくのに向いている。またコメント返信機能もあるので、意見交換や議論に使うのもいいだろう。

重要な情報を掲示しておくには「ホーム」機能を使うと便利。「トーク」よりもまとまった情報を掲載するのに向いている。

アドレス帳

アドレス帳はメンバー情報や組織情報を確認できる機能。自分が所属する組織やグループ、共有アドレス帳等に登録された連絡先を確認できる。

このほか「ベーシック」「プレミアム」プランでは、メール機能、カレンダー機能のほか、チームメンバーとフォルダを共有できるオンラインストレージ「Drive」も利用可能となっている。

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LINE WORKSならセキュリティ機能も充実

ビジネスでチャットを使う場合に気になるのがセキュリティ面だが、「LINE WORKS」では以下のようなセキュリティ対策が施されている。

ネットワークおよびデータセンターの物理的セキュリティ

すべてのデータ通信はセキュリティチャンネルを使って行う。また暗号化も施されている。個人向けの「LINE」で豊富なセキュリティのノウハウを蓄積しているので、その点は信頼しやすいだろう。

システムモニタリングとファイルに対するセキュリティ

システム/セキュリティの専門エンジニアチームが、24時間365日体制でモニタリングを行っているので、安心して使用できる。

ファイルに対するセキュリティ

共有ファイルなどのデータについては、マルウェア・ウイルススキャンが行われている。サーバー上のストレージにデータを保管しておくことで、スマホの紛失時なども遠隔でデータを削除できるので情報漏えい対策にもなる。

また個人情報保護のための各種セキュリティ認証も取得済みなので、安心して利用できるだろう。

セキュリティ機能も充実している。こちらはWebブラウザから利用できる管理機能の画面だが、やりとりできるファイル形式を制限するなど、各人が使用中の端末の確認などが行える。

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30日間無料のトライアル版を試してみよう

このように「LINE WORKS」はビジネスを円滑に行うのに便利な機能がそろっている。ライト版については30日間無料で使えるトライアル版があるので、まずはそちらを試してみるといいだろう。

トライアル版の申し込みについてはLINE WORKSの公式サイトの「無料トライアル」から申し込める。また大塚商会のたよれーる「LINE WORKS」もトライアル版の申し込みが可能だ。なお無料の大塚IDに登録すれば、すぐに申し込み手続きが行えるので、利用するときはあらかじめIDを作成しておこう。

LINE WORKSの公式サイト

大塚商会のたよれーる「LINE WORKS」トライアル版

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