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1.ペン対応のスマートフォンを使う
手軽に携帯できる手書きデバイスといえば、ペン対応のスマートフォンが挙げられるだろう。とはいえ、標準でペン入力に対応しているスマートフォンはそれほど多くない。ペン入力に対応していないスマートフォンの場合でも市販のタッチペンを使うことでペン入力は可能だが、細かい文字を書くのは難しい。ペン入力したい場合は、標準対応のスマートフォンを選びたい。
Samsung「Galaxy Note 10+」
ペン対応スマホの代表といえるのが、サムスンの「Galaxy Note10+」だ。専用の「Sペン」を本体に収納でき、引き出すだけでメモが書ける。また、「Sペン」は非常に書き心地が良く、小さい文字もスムーズに書けることで、ビジネスユーザーからの評判が高い。
さらに「Galaxy Note10+」では専用アプリに書き込んだ手書きメモをテキストに変換することもできる。
サムスン「Galaxy Note10+」
(https://www.galaxymobile.jp/galaxy-note10/)
この機種はNTTドコモとau、楽天モバイルから販売されており、大型の6.8インチQuad HD+ / Dynamic AMOLED(有機EL)ディスプレイを採用している。「Sペン」にはペンタブレットを多数展開するワコムの技術が採用されており、4,096段階の筆圧感知に対応する。アプリを立ち上げなくても、スリープ状態の黒い画面にメモできる機能も便利だ。
LG「Q Stylus」LM-Q710XM
標準でペン入力に対応しているスマートフォンとして一つの選択肢となるのがLGエレクトロニクスの「LG Q Stylus」。こちらも専用ペンが付属しており、スリープ中の画面や、撮影した写真上にメモを書ける。6.2インチディスプレイを採用。楽天モバイルで購入できる。
LG「Q Stylus」LM-Q710XM
(https://www.lg.com/jp/mobile-phone/lg-LM-Q710XM-rakutenmobile)
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2.ペン入力タブレットの定番「iPad」シリーズの違いは?
またデジタルデバイスへのペン入力を考えたとき、定番となるのが「iPad」シリーズだ。現在7.9インチの「iPad mini」から12.9インチの「iPad Pro」まで、5モデルが購入でき、その全てが「Apple Pencil」での入力に対応している。
厳密には12.9インチと11インチの「iPad Pro」は第2世代の「Apple Pencil」に対応し、それ以外のiPadは第1世代対応となる。充電方式やペンの長さ、形状などに違いはあるが、基本的な入力性能に大きな差はない。「iPad」シリーズにはペン入力に対応したアプリが多数用意されており、手書きでの文字入力だけでなく、繊細な絵や図版を書くこともできる。
「Apple Pencil」の書き心地の良さはペン対応製品の中でもトップクラスであり、紙のノートと変わらない滑らかさで違和感なく使うことができる。
「iPad」シリーズの選び方は、ディスプレイサイズが基本となる。テキストメモが中心で携帯性を重視したいならコンパクトな「iPad mini」。手軽に導入したいなら10.2インチの「iPad」が狙い目だ。グラフィックを本格的に描きたいなら、「iPad Pro」が候補になる。
Apple「iPad」シリーズ
(https://www.apple.com/jp/ipad/compare/)
左が「iPad Pro」の12.9インチと11インチ。右が「iPad Air」、「iPad」、「iPad mini」。それぞれWi-FiモデルとWi-Fi + Cellularモデルを用意している。内蔵ストレージはモデルによって32GBから1TBを選択できる。
法人向けiPad(アイパッド)延長保証サービス
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3.ペンタッチ対応ノートパソコン
タッチ操作に対応したノートパソコンの中にも、ペンタッチに対応したモデルがある。この場合、指でのタッチ操作に比べて、より細かな操作に対応したペンでの文字入力ができる。ただし、ペン入力の精度やペン先の滑り具合などはメーカーによって異なるため、実際に試してみるのがおすすめだ。
Microsoft「Surface Pro 7」
例えば、手書き入力対応のノートPC(タブレットPC)として代表的なマイクロソフトの「Surface」シリーズで使用できる「Surfaceペン」は4,096段階の筆圧検知や傾き検知機能などに対応。より自然なペン入力ができる。また、さまざまなアプリケーションに対応しており、よりスマートなペン入力が可能だ。
このほか、Windows環境では、Officeソフトの一つ、「OneNote」がペン入力に対応。また、メーカーそれぞれがペン入力に対応した独自のアプリを搭載しているため、それらをビジネスシーンで活用することができるのだ。入力する内容や使い方、状況に合わせてキーボードとペンを使い分けることができる。
マイクロソフト「Surface Pro 7」
(https://www.microsoft.com/ja-jp/p/surface-pro-7/8N17J0M5ZZQS)
別売の「Surface ペン」を利用することでペン入力に対応するタブレットPC。12.3インチディスプレイを採用。専用のタイプカバーを組み合わせることにより、ノートPCスタイルで利用できる。ディスプレイの角度を自在に調整できるので、ペン入力しやすい角度に調節が可能だ。
マイクロソフト Surface(オフィス用品の通販サイト「たのめーる」が開きます)
Lenovo「ThinkPad X1 Yoga」
ディスプレイを一回転することでタブレット化できる2in1ノートPC。14型の大型ディスプレイを搭載し、付属の「ThinkPad Pen Pro-6」でペン入力ができる。「ThinkPad Pen Pro-6」は三つのボタンを搭載し、細かく機能設定が可能。4,096段階の筆圧検知に対応している。
Lenovo「ThinkPad X1 Yoga」
(https://www.lenovo.com/jp/ja/notebooks/thinkpad/x-series/X1-Yoga-Gen-4/p/22TP2TXX14Y)
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4.そのほかペンが使えるガジェット
ビジネスシーンで活躍するガジェットの中には、前述のスマートフォンや「iPad」、2in1ノートPC以外にもさまざまな製品がある。その一例を幾つか紹介しよう。
SONY「デジタルペーパー」DTP-RP1
SONY「デジタルペーパー」DPT-RP1
(https://www.sony.jp/digital-paper/products/DPT-RP1/)
A4サイズのモバイル端末として世界最薄最軽量を誇る13.3型の電子ペーパー端末。モノクロ表示に対応し、A4サイズのPDF文書をほぼ実寸で表示することが可能。付属のスタイラスペンにより、紙のノートにペンで書くような書き心地でメモを取ることができる。
キングジム「カクミル」EM10
キングジム「カクミル」EM10
(https://www.kingjim.co.jp/sp/kakumiru/)
デスクに置いておいて、画面にタッチするだけで素早くメモが書ける電子文具。ディスプレイには電子ペーパーを採用。メモやTo Do、カレンダー、時計、計算機の機能がある。メモとTo Doにはアラームが設定でき、忘れがちな予定を知らせてくれる。
キングジム「Boogie Board」BB-13
キングジム「Boogie Board」BB-13
(https://www.kingjim.co.jp/sp/boogieboard/bb13.html)
9.1インチの半透明液晶を採用したメモパッド。付属のスタイラスで手軽にメモが書け、ボタン一つで消すことができる。けい線や方眼が印刷されたテンプレートシートを裏面にセットすることも可能。記録したメモを保存する機能は搭載していないため、長期保存するのではなく一時的なメモを手元に置いておきたいときに向く。
シャープ「電子ノート」WG-PN1
シャープ「電子ノート」WG-PN1
(https://jp.sharp/enote/products/wgpn1/)
6インチの電子ペーパーディスプレイを採用した手書き対応の電子ノート。スケジュール、To Do、メモなど最大7,000ページの記録に対応。手書きしたメモは画像としてパソコンに転送できるため、手軽にバックアップできる。非常にコンパクトなのでスーツの胸ポケットなどに入れることも可能。紙の手帳からの移行に向いている。
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