【お知らせ】がんばる企業応援マガジン最新記事のご紹介
1.手軽に高画質で撮れるコンパクトデジタルカメラ
スマートフォンのカメラ機能とデジタルカメラの最も大きな違いといえるのが光学センサーのサイズだ。スマートフォンには非常に小さい光学センサーが搭載され、撮影した映像をデジタル処理することで高画質の画像(写真)を生み出している。このため、本格的なデジタルカメラと比べるとディテールの表現が苦手だったり、動く被写体の撮影が苦手だったり、ということがある。また、レンズの大きさや明るさが異なるため、表現できる画質にも大きな差が生まれる。
画質を重視するならできるだけ光学センサーの大きなデジタルカメラで撮影したい。センサーのサイズは大きい順に、デジタル一眼レフなどに採用されているフルサイズ(35mmフィルムと同じサイズ)、主にミラーレス一眼などに採用されているAPS-C、そしてコンパクトデジカメ用の1インチセンサーなどがある(ちなみに低価格のコンパクトデジカメやスマートフォンのセンサーは1/4.0~1/2.0インチが一般的)。
コンパクトさと画質の両方を重視するときにおすすめなのが1インチセンサーを搭載したプレミアムコンパクトカメラだ。センサーサイズは一般的なコンパクトデジカメと比べて倍以上の大きさとなっており、ポケットに収納できるコンパクトサイズながら、スマートフォンのカメラとは次元の異なる、明るくクリアな写真が撮れる。画質重視ならこのような大型センサー搭載のコンパクトカメラを用意したい。
さらにプレミアムコンパクトデジカメは明るいレンズを搭載しているのも特長。暗いシーンでも写真撮影がしやすく、背景をぼかして撮影するといったこともできる。
ちょっとしたメモや社内資料ならスマホ撮影でも問題ないが、プレゼンテーション資料などに使う写真はこういったカメラでしっかりと撮影したい。
ソニー「cyber-shot RX100VII」
1.0型積層型CMOSセンサーを搭載するコンパクトデジカメ。RX100シリーズは搭載するレンズや機能の違いにより、初代のRX100からRX100VIIまでが併売されている。大型センサー搭載コンパクトデジカメの代表格。
目次へ戻る
2.スマホカメラをパワーアップするジンバル&ジンバルカメラ
仕事で動画を撮影する場合にも、最近ではスマートフォンで撮影するシーンが増えている。そんなときに利用したいのが手ブレを抑えて手軽に撮影できるアイテム、スタビライザー(ジンバル)だ。
これはカメラ(この場合はスマートフォン)を安定させるための回転台を備えたグリップのこと。グリップを大きく動かしたり、左右に振ったりしても、取り付けたカメラの向きを固定したり、大きく動かないように設定できる。
スマートフォンを手持ちで撮影すると歩行の上下動による揺れが映像に出て見にくかったり、映像が急に動くことで見ている人が気持ち悪くなったりしてしまうことがある。スタビライザーを利用すると、こういったミスを防げる。
さらに専用アプリを使用して撮影することにより、撮影者が動いても、選択した被写体を常に中央に捉えながら撮影するといったことも可能。視察先の工場を撮影するといったシーンで、ジンバルを取り付けたスマートフォンがあれば、工場内をスムーズに撮影して回れるのだ。
また、近年は小型カメラを内蔵した一体型モデルも登場。ポケットから取り出してサッと撮影ができるのが便利。スマートフォンを接続することでより大きな画面でモニターを確認しながら撮影することもできる。出張先などで動画撮影の機会が多い場合におすすめの製品だ。
DJI「Osmo Mobile 3」
スマートフォンを取り付けるだけで手ブレ補正機能を利用した滑らかな映像を撮影できる、3軸ジンバルを備えたスタビライザー。多彩な撮影機能やストーリーモードを搭載する。
DJI「Osmo Pocket」
ドローンに搭載されている技術を利用して開発されたコンパクトな3軸スタビライザー搭載カメラ。被写体を追いかけながら手ブレを抑えた撮影ができる。
目次へ戻る
3.ドローンやアクションカムなど、ビジネスでも役立つその他のカメラ
一般的なデジタルカメラ以外にもさまざまなスタイルのカメラが登場している。汎用(はんよう)性は低いものの特定のシーンで大活躍してくれるので、フォローしておくといいだろう。
まず一つがアクションカムだ。これは体やヘルメット、また自転車のハンドルなどに取り付けて撮影できるカメラのこと。最も有名なのが「GoPro」シリーズで、ほかにも多くのメーカーがアクションカムといわれるカテゴリーでカメラを発売している。一般的なカメラよりも広角で撮影できるのが特長。そのため、より広い範囲の映像が記録できる。アクションカムという名のとおりアクションスポーツで使われるカメラだが、ビジネスでも役に立つ。例えば、展示会などで身に着けて回しておくだけで、「あそこのブースの会社名は何だった?」といった場合に後から確認できるというわけだ。
そしてもう一つが360度カメラ。これは前後に180度以上撮影ができるカメラを搭載し、全天球の映像を撮影できるカメラのこと。スティックなどに取り付けて高い位置から撮影すると周辺360度を記録できる。解像度はそれほど高くないため、緻密な文字情報などを細かく記録することはできないが、空間全体の雰囲気を把握したいといった場合に最適。VRゴーグルなどを利用すればその空間にいるかのような映像が視聴できる。
そして最後の一つがドローンだ。ドローンを使えばこれまでにない多彩な映像を撮影できる。日本ではさまざまな法規制がありドローンを飛ばせる場所は限られているが、法律の範囲内で活用を検討したい。なお、200g未満のドローンは航空法の規制対象外ではあるが、東京都の公園条例や道路交通法などによる規制もあるため注意が必要だ。安全に飛ばして撮影するのは決して簡単ではないので、仕事で利用する場合はドローン操縦士の資格を持つ人などに依頼する方法もある。
DJI「Mavic Air 2」
1/2インチセンサーカメラを搭載するコンパクトなドローン。障害物回避機能やタッチだけで使えるインテリジェント撮影モードを搭載し、簡単に映画のような映像が撮影できる。
目次へ戻る
【お知らせ】がんばる企業応援マガジン最新記事のご紹介