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1.テレワーク時代に重要な機能・性能とは?
「モバイラー」や「ノマドワーク」といった言葉が登場し、カフェなどで仕事をするスタイルの提案はこれまでも多くありましたが、それらはあくまで特殊な例でした。しかし、2020年夏~秋以降はオフィスに出勤せずリモートで働くことが当たり前になりつつあります。これまでのように高性能パソコンがオフィスにあり、持ち歩くのは携帯性を重視したPCでよい、といった考え方は過去のものになり始めているのです。
テレワーク時代のモバイルPCに求められるのは、高い処理能力です。CPU性能はできるだけ高グレードなものがよいでしょう。従来ならビジネス向けのPCにはCoreプロセッサーを搭載していれば問題ありませんでしたが、これからは最低でもCore i5以上のプロセッサーが搭載された機種を選ぶのがおすすめです。
また、CPU性能と並んで重要なのがメモリー容量です。いまや4GBモデルは問題外。最低でも8GB、選べるなら16GB以上のメモリーを搭載するモデルを選ぶと性能面での不満は感じないでしょう。
ビジネスPCと割り切るならストレージ容量はそれほど必要ありません。重要な仕事データはクラウドに保存すればよいため、大容量のクリエイティブデータを持ち歩きたい特別なニーズがなければ256GBのSSDが搭載されていれば十分です。
画面サイズは、モバイルPCのボディサイズによって決まります。近年人気なのは13.3インチや14インチの比較的大きいモデル。画面解像度はフルHDで十分ですが、効率を求めるならさらなる高解像度モデルを選ぶ手もあります。
本体の軽さとバッテリー駆動時間は相反する部分。大容量バッテリーを選択すると本体質量は概ね重くなりがちです。持ち運びの利便性とバッテリー駆動時間との兼ね合いで、使う時間に合わせて必要な性能を見極めましょう。近年、コンセントが使えるカフェなどが増えているため、以前よりはバッテリー駆動の長さを求めなくなっている印象です。
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2.テレワーク時代のモバイルPCに搭載していてほしい機能
最新のノートPCにはテレワークに最適な機能が続々と搭載されています。あると便利な機能をチェックしていきましょう。
充電に対応したUSB Type-C端子
最新のUSB Type-C端子には、周辺機器を接続するだけでなくモバイルPC本体の充電ができたり、ディスプレイに出力できたりする端子があります。このタイプの端子を搭載したモバイルPCなら、ACアダプターを忘れたとしても、同じタイプのACアダプターを借りて充電することができて便利です。USB Type-C接続の周辺機器も増えているので、ぜひ選びたい機能です。
指紋・生体認証機能
パスワードなどを入力することなく簡単にログインできる機能です。Windows 10の機能の一つ、Windows Helloでは指紋センサーやWebカメラによる顔検出でログインできます。Webカメラを利用したセキュリティ機能を搭載するモバイルPCなら、席を外すと自動的に画面をロックしてくれます。これならカフェやコワーキングスペースなどで仕事をしているときに画面を盗み見される心配がありません。
のぞき見防止機能
不特定多数の人が行き交う場所で仕事をするときは、画面ののぞき見に注意が必要です。液晶ディスプレイに貼り付けるプライバシーシートなどを使う手もありますが、中にはWebカメラが使用者以外の視線を感じるとフィルターをオンにして、液晶画面の視野角を狭める機能もあります。機密性の高いデータを扱う場合はこういった機能を搭載した、セキュアなモバイルPCを選ぶのがおすすめです。
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3.テレワーク向けのビジネスモバイルPC
前述の条件にマッチした、おすすめの最新モバイルPCを幾つか紹介していきましょう。
のぞき見防止やノイズサプレッサーなど機能充実のテレワークモデル
NEC「LAVIE Pro Mobile PM950/SAL」
第10世代Core i7-10510Uを搭載するモバイルPC。13.3インチのIPS液晶を採用し、内蔵メモリーは16GBを搭載。このモデルが面白いのは非常に充実したテレワーク機能を搭載していることです。例えば液晶ディスプレイのプライバシーガード機能。使用者以外の視線を検知すると画面の見える範囲が160°から90°に狭まり、のぞき見を防ぐことができます。また、使用者以外の視線を検知した際に、画面上部にのぞき見アラートを表示することができます。オンライン会議のための機能も充実。画面の前にいる人数に合わせてスピーカーの音の出る範囲を調整したり、エアコンの音などのノイズをカットして音声を相手に伝えたりできます。本体質量は889gと軽く、USB Type-C端子のACアダプターで充電できます。
軽量ボディに光学ドライブを内蔵するモバイルPC
パナソニック「Lets note LV9シリーズ CF-LV9HDMQR」
14インチのワイド液晶ディスプレイを採用するモバイルPC。1.27kgの質量ながらDVDドライブを搭載するのが特長。ビジネスにおいて光学ドライブが欠かせないユーザーに最適なモデルです。CPUはインテルCore i5-10210Uを搭載し、メモリー容量は16GB、ストレージは256GBのSSDを内蔵。また、Windows Helloに対応する顔認証カメラも搭載しています。最長約11.5時間駆動できる大容量バッテリーや多彩なインターフェイスを搭載しているのもポイント。さらに上位のモデルではBDドライブを搭載しています。耐衝撃試験や耐加圧振動試験をクリアするタフな性能もレッツノートシリーズの魅力です。
コストパフォーマンスに優れたモバイルノート
Lenovo Japan「ThinkPad X13:スタンダード」
第10世代のCoreプロセッサーを搭載しながらも低価格で購入できるのが「ThinkPad X13」です。直販サイトでは10万円前後から購入できる仕様を用意(2020年9月末時点)。低価格ながらCore i3-10110Uプロセッサーを採用し、8GBメモリーと128GBのSSDを搭載しています。ビジネスに使えるPCをお買い得に手に入れたいと考えた場合の選択肢として最有力候補になるモデルです。本格的にビジネスユースで使いたい場合はプレミアムモデルがおすすめ。Core i7-10510Uプロセッサーを搭載し、メモリー容量は16GB。フルHD(1920×1080ドット)表示の液晶ディスプレイを搭載し、効率よくテレワークできる。
10万円以下で買えるビジネスモバイル
マウスコンピューター「Mouse X4-i5 14.0型 Core i5-10210U 256GB(SSD) 2005X4-i5CMLAB-PTAN」
14インチディスプレイを搭載した低価格モデル。10万円を切る価格ながら、Core i5-10210U、8GBメモリー、256GBSSDを搭載する非常にお得なモバイルPCです。Windows Hello対応の顔認証カメラを搭載するなど、最新機能にも対応。バッテリー駆動時間は約12時間で安心して使えます。手軽に導入できるビジネスノートです。
Ryzen搭載の2in1モバイルPC
ASUS「VivoBook Flip 14 TM420IA-EC147TS」
14インチディスプレイを採用し、タブレット型にもできる2in1タイプのモバイルPC。CPUにAMD製のRyzen7 4700を採用することで高性能ながら低価格を実現。メモリーは8GB、ストレージは512GBを搭載しています。タッチ操作やタブレットスタイルが欠かせないユーザーにおすすめできるモデル。Officeも付属しながら約12万円とこちらもコストパフォーマンスに優れています。
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