2022年 2月22日公開

【連載終了】仕事効率を上げるパソコン手帖

Windows 11プリインストールビジネスPCをチェック

ライター/コヤマタカヒロ

  • PC

2021年10月5日にWindows 11が発売された。条件を満たしたPCならWindows 10から無償アップデートできるため、既に使っているユーザーも多いだろう。また、これを機にPCを買い替えるのも手だ。Windows 11時代のビジネスPCの選び方のポイントを解説する。

1. Windows 11をプリインストールした2021年秋冬モデルビジネスPCの選び方

新しく登場した新OS、Windows 11の推奨スペックは決して高くない。Windows 10が問題なく動いていたPCならその多くでそのまま利用できるはずだ。しかし、もし新たにPCを買うならば長く使える最新スペックを搭載したモデルを選びたい。

まず、CPUに関してはインテルであればノートPCでは第11世代Coreプロセッサーが最新。AMDのRyzenだと第4世代となる。どちらも前世代のプロセッサーより大きく性能がアップしているため、できるなら最新プロセッサー搭載モデルを選んでおこう。

メモリー搭載量は4GBから32GBまでが選べる。とはいえ、32GBは一部のハイエンドモデルのみであるし、逆に4GBしかないモデルではビジネスPCとしては力不足。オンライン会議などを行うことを考えると、できれば16GBを選びたい。しかし、最大8GB・増設不可のモデルも多いのでここは悩ましいところだ。「選択できるなら16GB」と考えておきたい。

モバイルノートのストレージはSSDが基本。高性能のビジネスノートではさらに読み書き速度が速いPCIe接続のSSDを搭載していることが多いようだ。大容量データを取り扱う場合はPCIe接続のストレージを搭載するモデルを優先して選択しよう。

ノートPCのディスプレイは11型から16型が主流。本体サイズが小さくなり、狭額縁化が進んでいるので、持ち運びできるモバイルノートにも14型クラスのディスプレイを搭載するモデルが増えている。また、縦に大きな、4:3比率のディスプレイも増加中だ。多目的で使うなら13~14型前後がおすすめだ。

このほか、カメラもしくは指紋による生体認証機能や、最新のWi-Fi 6対応も欠かせない。また、USB Type-Cでの充電に対応しているモデルなら、ほかのデバイスとACアダプターを使いまわせるので、荷物を減らせるメリットがある。

Windows 11を搭載したビジネスPCを購入するなら、これらの要素をチェックして選ぶとよいだろう。

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2. 主要なWindows 11搭載ビジネスノート一覧

以下に主要なWindows 11搭載ビジネスノートをまとめてみた。

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3. 1kg以下のおすすめ軽量ビジネスノートをピックアップ

アフターコロナでのビジネスは在宅ワークだけでなく、出勤も増えることでオフィスやカフェで行うことも多いだろう。モバイルすることが多いなら1kg以下でカジュアルに持ち歩ける軽量モデルが狙い目だ。中には600g台の超軽量モデルもある。ディスプレイサイズは11~14型。ただし、選ぶときは軽さだけでなくバッテリー駆動時間なども合わせてチェックしよう。

富士通「LIFEBOOK UH-X/F3 FMVUXF3B」

13.3型ワイドディスプレイを搭載しながら約634gの世界最軽量ノート。CPUにはCore i7-1165G7プロセッサー、16GBメモリーやPCIe接続の512GB SSDも搭載する。また、有線LAN端子やSDカードスロットなど、豊富なインターフェイスを搭載。超軽量で場所を選ばず活用できるモデルだ。

VAIO「VAIO SX12」

一般的な11.6型ワイドディスプレイより一回り大きな12.5型ディスプレイを採用しながらも小型サイズを実現したモバイルノート。12型クラスながらフルサイズキーボードを搭載するなど使い勝手も良い。天板には高弾性UDカーボンを採用。カーボンウォール天板により高い堅牢(けんろう)性を確保している。有線LAN端子やVGA端子などビジネスシーンで使われるレガシーインターフェイスを搭載しているのもポイントだ。

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4. タッチ操作対応のコンバーチブルモデル

一度使うと欠かせなくなる機能として近年注目が集まっているのがタッチ対応ディスプレイだ。モバイルノートは画面との距離も近いので手で操作した方が早いことも多い。また、タブレットスタイルに変形できるコンバーチブルモデルはシーンに合わせて多彩な使い方ができる。

Microsoft「Surface Pro 8」

2880×1920ドット表示の13インチディスプレイを搭載するタブレットPC。CPUは第11世代Core i7/5を搭載。メモリーは最大32GBまで、ストレージは1TBまで選択できる。タッチ操作に加えて、Surfaceスリムペンでの手書き入力にも対応。専用のSurface Pro Signatureキーボードを利用することでノートPCスタイルでも利用できる。最大16時間駆動できるロングバッテリーを搭載しており、屋外シーンでも活躍できる。

dynabook「dynabook V4/U」

ノートPC、タブレット、ペン、モニター、フラットの五つのスタイルで利用できる5in1のコンバーチブルモデル。それでいて979gと軽く、24時間駆動のバッテリーも搭載する。ディスプレイは13.3型ワイドでフルHD表示に対応。高速データ転送ができるThunderbolt 4コネクターを2基搭載するのもポイント。Dolby Atmos対応のスピーカーも搭載し、エンタメ利用にも対応できる。

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5. リモートワークで活躍するハイパワーモデル

複数のビジネス文書を開きながらオンライン会議を行うといった負荷の高い作業でも快適に操作できるのがハイパワーモデル。大容量メモリーと、さらにVGAやHDMIなどの外部映像出力端子も欠かせない。自宅でも外出先でもこれ一台でビジネスの全てを回せるフラグシップモデルだ。

VAIO「VAIO SX14」

フルHD解像度の14型ワイドディスプレイ。立体成型カーボン天板を採用する堅牢ボディには16/8GBのメモリーを搭載する。また一部モデルで、ストレージには第四世代ハイスピードSSD(NVMe)を採用している。さらにカスタマイズモデルでは4Kディスプレイや32GBメモリー、2TB SSDなど超ハイスペックを選択可能。パワーを最重視するユーザー向けの一台だ。

パナソニック「レッツノートSV1 CF-SV1JDMCR」

1920×1200の12.1型ワイドディスプレイを採用。縦横比が16:10なのでビジネス文書の表示に向く。またオンライン会議に最適な「AIノイズ除去」機能を搭載し、明瞭な音声を届けることができる。16GBのメモリーを搭載し、さまざまなビジネスソフトも快適に操作可能。DVDドライブも内蔵し、充実したインターフェイスを搭載している。

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