1. 手計算では大変な手間がかかる作業を省力化
社員の有給休暇の管理は、総務の重要な業務の一つです。2019年4月に厚生労働省が働き方改革の一環として「年5日の年次有給休暇の確実な取得」を義務付けたこともあり、あらためて注力している企業も多いでしょう。
企業により有給休暇の運用ルールは異なりますが、今回は労働基準法に則した最低限の基準に従い、社員の有給休暇日数を管理する表を作成します。今回、作成を想定する有給休暇運用のルールは、以下になります。
- 入社日から6カ月経過したら、週の労働日数(1~6日)に応じた日数の有給休暇が発生。
- 以降、1年ごとに有給休暇を追加。追加される日数は週の労働日数と勤続期間に応じて変わる。
- 前年度に消化していなかった有給休暇は翌年に繰り越されるが、発生から2年が経過した有給休暇は消滅する(翌翌年への繰り越しはされない)。
これらの計算を手で行うのはかなり複雑ですが、今回と次回の2回に分けて、関数を使って入社年月日から自動的に算出できる表を作ります。今回は上記ルールの1~2に相当する部分を解説します。
本ページ上のコンテンツを利用する際は、大塚IDによるログインが必要です。
ログイン
大塚ID新規登録(無料)大塚IDとは