2023年 1月25日公開

読んで役立つ記事・コラム

初めての管理職 まとめ版 Vol.1

執筆:マネジメントリーダーWEB編集部

指示される側から指示する立場へ。管理職に登用されると戸惑うことも多々あります。管理職に必要な基本知識をまとめましたのでぜひご活用ください。

  • * 過去に「役立つ! 総務マガジン」に掲載された記事を再編集したものです。

1. 初めての管理職【第1回】 管理職の基本とは

第1回は管理職デビューで必要になる経営・総務・人事・経理の知識を解説します。管理職になると自分の専門業務以外に組織を運営するための経営・総務・人事・経理の知識が必要になります。そして、最近は管理職の実務実態が部署の運営管理から目標の設定とその達成を主とした「マネジメント」へ移行しつつあります。

管理職の基本とは

部門の責任者となるのが管理職です。そのため、自分の業務分野+部署の運営が仕事となります。部署の運営は会社経営の一端を担うことになるため、責任者としてのリーダーシップのほかに経営的な知識や部署の運営に欠かせない総務・人事・経理の基本的な知識やスキルが必要となります。そして、評価基準も個人の貢献度から部署の貢献度となるため、部署の計画目標達成度が問われることとなります。

このように、管理職は一般社員とは大きく異なるさまざまなスキルが必要となります。しかし、通常の場合はそのスキルがある程度備わっている、もしくは学習能力があると認められた人が管理職として指名されますので、管理職になったからといって慌てたり、職責を果たせるだろうかなどと不安を抱えたりする必要はありません。自信を持って部署の運営に当たりましょう。

管理職に必要なスキル

管理職として新たに必要となる主なスキルは以下のとおりです。

  • 部門長としての運営能力

    企業内の組織の責任者として、企業の経営方針を理解しそれに沿って部門の経営計画立案を行います。そして、目標達成を目指して部署の運営を遂行します。運営に当たっては、企業の実務部門責任者としての業務と、部下の行動を管理するリーダーとして社員が最大限にパフォーマンスを発揮できる環境づくりを行います。

  • 部下の採用・教育

    定期採用や中途採用、人事異動などで新たに部署に所属する社員の指導・育成を行います。ここでの育成は、人事部門が行う教育と連動して、実践・実務形式のOJTが基本となります。

  • 部門間の交渉・調整

    担当の部署だけで完結する業務はほとんどありません。直接・間接的に社内のさまざまな部署と連携して業務を行います。そのため、他部署の責任者と調整や交渉を行うスキルが必要となります。

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2. 初めての管理職【第2回】 管理からマネジメントへ

管理職として戸惑うのが部下のマネジメント。最適な方法とは? 管理職の任務は部署のマネジメントです。リーダーとして、部下たちのマネジメントに戸惑うことも多いかもしれません。管理職のあり方と部署そして部下のマネジメントについて解説します。

管理とマネジメントの違いとは

管理職の「管理」とは、企業の規則やルールに従って組織としての部署を維持することです。つまり、就業規則に基づいて労務状況を改善し、部下が遅刻や無断欠勤した場合は指導を行い、部署を正常に運用していくことが管理職の役割とされます。

一方、マネジメントとは、目標に向けて部署を機能させることを意味します。経営計画などで設定された部署の目標に向けて、部下の行動を促すことです。マネジメントの場合は成果(結果)が重視されます。この場合、管理職はマネージャーといいます。マネージャーは自分が課せられた役割を正しく認識したうえで部下にそれぞれの果たすべき役割を伝え行動を促します。

近年、管理職の役割は管理を基本として、マネジメント力が期待されるようになってきました。特にテレワークが浸透するにつれて、成果が明確に見えるマネジメント力がますます重視されるようになっています。

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3. 初めての管理職【第3回】 ハラスメント

管理職の主な業務は、部下に対して指示を与え、その結果に対して評価をすることです。そのため、管理職として「指導・教育とハラスメントの違い」を正しく理解することはとても重要なことです。優位な立場や権限を有する管理職が気を付けなければならないのが、部下に対してのハラスメント行為です。中でも間違えやすい指導とハラスメントの違いについて解説します。

ハラスメント行為を理解する

管理職になったら、最初に「ハラスメント」を正しく理解しましょう。部門のリーダーであり責任者である管理職は、役割上決裁権などのさまざまな権限を有するため、自身がハラスメントの加害者となってしまう可能性が高くなります。また、部下の間でもいじめなどのハラスメント行為が発生する場合があり、管理職はそれを解決しなければならない役割を担っているからです。コンプライアンス(法令順守)の高まりとともに、ハラスメントに対しての見方は厳しさを増しています。ハラスメントを容認することは、信頼感の欠如、人間関係の悪化や士気の低下につながり、退職者の増加など業務効率を低下させる大きな要因となります。

では、どのような行為がハラスメントとなるのでしょうか。ここでは管理職が行ってしまいやすいパワーハラスメント(パワハラ)を中心に解説します。

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4. 強い会社づくり、活気ある社内環境づくりを支援

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  • * 本記事中に記載の肩書や数値、社名、固有名詞、掲載の図版内容などは公開時点のものです。

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