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周辺機器でノートパソコンに機能を追加してもっと便利に!
このところノートパソコンへの注目が高まっている。2020年に入り、新型コロナウイルスの流行を機に、オフィス外からネットを使って仕事を行う「テレワーク」を導入する企業が増えてきた。今後、移動体通信規格「5G」の普及で出先での通信速度が向上すれば、さらにオフィス外で仕事をする人が増えてくるだろう。
これまで仕事といえば「オフィスで行う」ことが前提だったので、デスクに設置されたデスクトップパソコンで事足りた。しかし自宅や外出先などさまざまな場所で仕事をするようになると、やはり持ち運び可能なノートパソコンが必要となってくる。
ただノートパソコンの場合、携帯性が重視されるため、使い勝手の面ではデスクトップに劣る部分も多い。そこで注目したいのが、ノートパソコンの機能を強化したり、使い勝手を改善したりしてくれる周辺機器だ。今回は1万円以下と安価で入手できる周辺機器を紹介していく。
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1.Webカメラ・ヘッドセット
テレワークでは、ネットを通じて多人数とコミュニケーションできるビジネスチャットソフトなどを利用することが多い(ビジネスチャットについては2019年11月の本連載「ビジネスチャットツールで多人数での仕事を円滑に」をご覧ください)。
ビジネスチャットツールで多人数での仕事を円滑に
その際によく利用されるのが、相手の顔を見ながら会話できるビデオチャット。そしてビデオチャットでの必需品が、リアルタイムで自分の顔などの映像を映し出せるWebカメラだ。ほとんどのノートパソコンには、Webカメラが内蔵されており、非搭載の機種を見つける方が難しい。しかし内蔵Webカメラは画質が低いものが多いうえ、撮影アングルも調整できないなど、あまり使い勝手は良くない。また「より雑音を拾わずに高品質で通話したい」という人は、マイクとイヤホンが一体化したヘッドセットがあるといいだろう。
Webカメラやヘッドセットは、テレワーク需要の急速な増加によって一時的に品薄状態となっており、1万円では手に入らない製品も増えているが、元来はさほど高い製品ではないので需要が落ち着けば手軽に購入できるようになるはずだ。
サンワサプライ「FULL HD WEBカメラ ブラック CMS-V37BK」
Webカメラはビデオチャットの必需品。写真はサンワサプライ製Webカメラの「CMS-V37BK」。ノートパソコンや液晶ディスプレイの上部に引っ掛けるように設置できる。接続はUSB。
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2.マウス
普段デスクトップパソコンを使っているユーザーがノートパソコンを使っていて、もどかしく感じるのが入力環境の違いだ。特にノートパソコンの場合はマウスではなくタッチパッド搭載機種が多いので、その操作に慣れていないと戸惑うことがある。ノートパソコンを使う際に、ある程度広さのあるデスクを用意できるのであれば、外付けマウスがあると作業がはかどる。
ノートパソコン向けのマウスの場合、携帯性を重視するならBluetooth接続などのワイヤレスマウスがいいだろう。ただ、出先での使用がメインの場合は充電切れで困ってしまうこともあるので、あえて有線のマウスを選ぶのも手だ。
ノートパソコンの入力環境を向上させるには、やはりマウスはあった方が便利だ。無線マウスの方が持ち運びには便利だが、有線マウスなら電池切れがない。写真のサンワサプライ「MA-BLMA8」は、有線マウスだが本体内にケーブルを収納できる優れもの。
参照:サンワサプライ「静音ケーブル巻き取りブルーLEDマウス MA-BLMA8」
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3.外付け光学ドライブ
最近のノートパソコンは、軽量化のためCD/DVD/ブルーレイといった光学ドライブを搭載していない製品が結構ある。しかしデータをCD-RやDVDに記録して保管しているという人はいるはずだ。また自社で扱う商品の紹介動画などをDVDに焼いてあるという人もいるだろう。
外付けの光学ドライブが一つあれば、そのようなディスクの読み取りや、CD-R/DVD-Rといった書き込み可能なメディアにデータを書き出すこともできる。
バッファロー「USB2.0用ポータブルDVDドライブ 軽量コンパクトタイプ 書き込みソフト付属 Windows/Mac両対応 DVSM-PLV8U2-A」
最近のノートパソコンには光学ドライブ非搭載のものも多いが、いざというときのために1台あると困らない。写真はバッファローのUSB2.0接続DVDドライブ「DVSM-PLV8U2-A」
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4.ポータブルルーター
ポータブルルーター(ポケット無線LANルーター、トラベル無線LANルーターなどともいう)は、持ち運んで使える小型の無線LANルーターだ。例えば出張でよくホテルを利用する人もいると思うが、部屋に有線LANしかない場合がある。
有線LANでは、手持ちのケーブルの届く範囲にノートパソコンを設置する必要があり利用しづらいときがあるし、スマートフォンやタブレットからは利用できない。そんなときにポータブルルーターがあると、ホテルのインターネット回線を無線LANで利用できて便利だ。
エレコム「WRH-300WH-H」(https://www.elecom.co.jp/products/WRH-300WH-H.html)
ポータブルルーターは手軽に持ち運べる小型の無線LANルーター。2,000~5,000円程度と価格も手頃だ。写真はエレコム「WRH-300WH-H」
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5.モバイルディスプレイ・液晶ディスプレイ
ノートパソコンを使ううえで、デスクトップパソコンに比べどうしても制約が出てしまうのが、ディスプレイの大きさだ。携帯性を考えると画面はそこまで大きくできない。そこであると便利なのが外付けのディスプレイだ。ノートパソコンのUSBやHDMIなどを利用して、外付けディスプレイを接続し2画面環境を構築すれば、より広々とした画面で仕事ができる。
デュアルディスプレイ環境にすれば、ノートパソコンのメイン画面ではWebや表計算などの通常作業を行い、サブ画面の方にビデオチャットの画面を映しておくといった使い方もできる。相手の顔を見て会話しながら、通常作業も並行して続けることができるので便利だ(デュアルディスプレイについては2019年6月の本連載「ビジネスを効率化するデュアルディスプレイのメリットと導入方法」をご覧ください)。
ビジネスを効率化するデュアルディスプレイのメリットと導入方法
USBで接続できる携帯用ディスプレイについては、1万円以下の安価な製品はあまりないがショップによっては7インチクラスで1万円を切る製品も見られる。また自宅などディスプレイを固定して使える環境であれば、安価な液晶ディスプレイや家庭用のテレビをHDMIケーブルなどで接続し、サブディスプレイとして利用することも可能だ。
小型モニターをサブディスプレイとして使えば、ノートパソコンのディスプレイで書類の編集やWeb閲覧などをしつつ、サブディスプレイでビデオチャットをするといった使い方ができる。写真はITPROTECH「LCD7HVR-IPS」という製品で、大手量販店では1万円以下で販売されている。
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