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2017年 1月 1日公開
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前回は、位置偏差の「同軸度/同心度」と「対称度」、「位置度」について学んだ。今回は、振れ偏差に分類される「円周振れ」と「全振れ」、さらに幾何偏差の相互関係について説明する。
振れ偏差とは、「対象となる形体がデータムに関連して、回転体の表面の指定された方向の変位が偏差の許容値内にあるかを規定する」と定義される。姿勢偏差や位置偏差と同様に、データムを参照することが特徴である。
振れ偏差には、次の二つの幾何特性がある。
今回、「線の輪郭度」と「面の輪郭度」の説明は割愛する。
円周振れとは、「データム軸直線を軸とする回転体をデータム軸直線のまわりに回転したとき、その表面が指定された位置または任意の位置において指定された方向に変位する許容値」と定義される。
つまり、円周振れの評価対象となる形体は、「回転する円筒表面上の1断面」と認識すればよい。
円周振れが適用する公差領域は、次の1種類のみである。
円周振れの図面指示例を見てみよう。
回転機能を持つ軸の円筒面に円周振れを指示する場合、基準となるデータムは必ず中心線指示とし、対象となる直径の寸法線と指示線の矢を外し、幾何公差値にφは付けない(図1)。
図1
円筒面の円周振れ指示例
公差領域は、赤い領域になる(図2)。このとき、測定位置は任意である。
図2
円筒面の円周振れの公差領域
真円度測定機を使った場合の円周振れ計測イメージを写真1に示す。円筒軸の任意の1カ所の位置における変位を測定し評価する。
※本例は一例であり、他の計測方法も存在する。
写真1
円周面の円周振れの計測イメージ
回転機能を持つ軸の端面に円周振れを指示する場合、基準となるデータムは必ず中心線指示とし、対象となる円筒幅の寸法線と指示線の矢を外し、幾何公差値にφは付けない(図3)。
図3
円筒端面の円周振れ指示例
公差領域は、赤い領域になる(図4)。このとき、測定位置は任意である。
図4
円筒端面の円周振れの公差領域
真円度測定機を使った場合の円筒端面の円周振れ計測イメージを写真2に示す。円筒軸の任意の1カ所の位置における変位を測定し評価する。
写真2
円筒端面の円周振れの計測イメージ
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