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2012年11月 1日公開
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前回、寸法は加工によってばらつき、公差のない寸法には普通許容差が適用され、機能上重要な部分の寸法を優先して記入することを理解した。今回は、加工者や検査者など、第三者が読みやすく作業しやすい寸法記入テクニックを学習しよう。
前回説明した普通許容差が寸法記入に与える影響を、図1を使って説明しよう。図1を見ると、一部の寸法が重複しており、製図のルール上、誤りであることが分かる。設計現場では、「寸法がダブっている」と呼ばれ、重複寸法は加工にも検査にも都合が悪くなる場合がある。
この重複寸法には、2つの種類がある。
同一形状の大きさを、同じ寸法数値で2度指示しているという理由から、情報過多となり、どちらかの寸法を抹消する必要がある。しかし、図面が煩雑になることを除けば加工や計測で実害が出ることはなく、機械製図のルールとして誤っているだけに過ぎない。
投影図下側に書かれた横幅35.8という寸法は、投影図上側にある16.7と19.1を足せば計算で求めることができるため、寸法が重複している。これは、機械製図のルールとして誤りであるうえに、加工や計測にとって都合の悪い図面となる。
この場合、全長寸法「35.8」だけを見ると、普通許容差は「35.8±0.3」である。しかし、それとは別に、寸法「16.7」と「19.1」を足すと全長寸法を表すことになり、これらの寸法と普通許容差を足すと「35.8±0.4」となる。つまり、同一形状なのに許される公差が異なってしまうのである。
単独寸法の普通許容差と、複数の寸法を足したり引いたりしたときのトータルした普通許容差に差が出てしまうと、どちらを優先させるのか判断できなくなるという矛盾が発生するのである。
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