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2023年 9月 5日公開
【連載終了】実務者のためのCAD読本
監修:山田学 執筆:今井誠
前回の記事において、積層痕および解像度を考慮した造形について報じた。今回は、造形物の精度と強度のバランスについて説明する。
光造形方式の3Dプリントにおいて造形精度および品質の高い造形物を得るための造形テクニックを全5回に分けて解説する。
シリーズ記事
一般的に光造形方式の3Dプリンターでは出力可能な大きさの上限はプラットフォームのサイズに依存している。一方で下限は前回説明したようにLCDパネルの1画素分が最小のサイズである。しかしながら、実際に1画素分出力したとしても大きさが0.02~0.04mm度であるので目視できずあまり意味のない行為と言える。一方で光造形方式の3Dプリンターは熱溶解積層法(FFM)3Dプリンターに比べて微細な出力ができることが利点である。そこで、目視可能なサイズ0.1mmから1mm程度まで出力実験を行い、どの程度微細な積層物を出力できるかの実験を行った。具体的には0.1mmから1mmの範囲で円柱を出力する。その際にいくつかの長さで出力し、出力可能な直径と長さのアスペクト比も併せて確認した。
図1に直径と長さのアスペクト比αの関係を示し、出力条件を表1に示す。アスペクト比αは2倍、5倍、10倍に設定した、つまり、図1に示すように直径寸法dに対して長さ寸法を直径寸法の2倍、5倍、10倍に設定した。なお、出力はN数5で行った。
図1 直径と長さのアスペクト比の関係
表1 出力可能な直径とアスペクト比の出力条件
表2に出力条件の結果と、図2ないし図8に各直径での出力状況を示す。表2における×マークはN数5全てにおいて出力されなかったもの、△マークはN数5のうち1個でも出力されたもの、〇マークはN数5のうち全てが出力されたものを示している。
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