2022年11月 8日公開

【連載終了】実務者のためのCAD読本

光造形方式の出力および後処理について【初心者のための光造形方式3Dプリンター/第5回】

監修:山田学 執筆:今井誠

  • CAD
  • BIM

前回の「光造形方式の3Dデータ準備」では光造形方式の3Dプリンターにおける造形に必要な3Dデータの準備について解説した。今回は、光造形方式での出力そのもの、および後処理について解説する。

この連載について

光造形方式の3Dプリンティングの基本知識を学んだうえで、光造形方式の3Dプリンターの導入、準備、造形、後処理について全5回に分けて解説する。

シリーズ記事

  • * 大塚商会では本稿で紹介している全ての製品を取り扱いしているわけではありません。お客様のご希望製品の取り扱いがない場合もありますのであらかじめご了承ください。

1. 出力準備について

最初に3Dプリンターの準備を行う。図1に光造形方式の3Dプリンターの外観を示す。

図1 光造形方式の3Dプリンターの外観(例)

図1に示す状態では、3Dプリンター装置本体に紫外線を遮断するカバーが取り付けられている。多くの機種ではカバーはアクリル材等で形成されており、持ち上げればそのまま取り外せる構造となっている。図2に3Dプリンター装置本体を示す。

執筆者紹介

今井誠

精密機器メーカー、精密加工部品メーカーの研究開発、加工開発、機械設計を経て、都内特許事務所にて知財業務に携わる。2020年にやなか技術士事務所を設立する。主に機械設計、加工方法、3Dプリンター、PL法に関する講演や社内外の研修講師に従事している。

監修・執筆

山田学

ラブノーツ代表取締役、技術士(機械部門)。設計製図の企業内教育を種に活動。著書に『図面って、どない描くねん!』『めっちゃメカメカ! リンク機構99→∞』(共に日刊工業新聞社刊)など。

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